2017年08月19日

公式アプリ「倉庫番Touch」Ver.2.6 再びのBEST10。

 
 「倉庫番Touch」はスマホ用思考型ゲームで、最新のVer.2.6.0は29セット提供されていて、1セットのみ6面で他は20面/セットなので現時点では566面が遊べる。ただし1セット110円の有料である15セット含むが、それは自分の感覚としては制作者への御礼である。

スタート画面

 前回の記事「独断と偏見のBEST10」は2016年8月22日であり、ほぼ1年前でその時点では18セットだったので比較的順調な追加更新だったのだろう。

ボトルシップの謎 スタート

 8月初めに追加されたのは「ファーストステップ」章の#5と、「パーフェクト」の最終章#6である。「リベンジ」章も多分現在の#3が最終と考えられるので、過去の財産からの移植はもう期待できないかもしれない。

ラグリマ スタート

 ならば、どうするかということになるが、オリジナルでスマホ故の適切な広さの倉庫という制約を受けて、なおかつ難易度の高いを新作を多数期待するのは無茶な気がする。されど、本家本元の底力で、まだ多くの埋もれた良問や無名の作家がいるだろうから今後も末永い更新を期待したい。更に、クリアした面でより短い手数を探し続ける楽しみには終わりがない。

必殺!田の字固め スタート

 この1年で追加された面から選ぶBEST10は、難しいだけではなく色々な視点で選択したが、納得頂けるのは5面程度だろうか。けれども逆にそこが倉庫番の面白さだと思う。

怪盗k エンド

 Best10は「パーフェクト+ #5」の「No.07 怪盗K」。一発で最短手順の金の王冠を出したことは実に痛快であり、スマートに解ける倉庫番らしい小品。

十字ボタン エンド

 次の9位は「ファーストステップ+ #5」の「No.13 十字ボタン」。荷物の整理をする考え方やコツを掴むのに最適な面である。不思議感覚を抜け出して考えてその狙い通りに実現する手順が見えてくるだろう。

ボトルシップ エンド

 8位と7位は倉庫番Touchではかなり倉庫が広い面で、8位は「リベンジ #2」の「No.08 ボトルシップの謎」。サイズは大きいが華麗な面で挑戦意欲を失わせない。その上に、難しくないのでサクサクと荷物を片づけていく快感を得られる。もしくは、挑戦する度に大きく減る攻略手数は気持ちの良いものである。あるいは、粘ることができれば必ずクリアにつながることを実感することができるだろう。

最後の悪あがき短編集 スタート

 7位の「リベンジ #3」ー「No.13 最後の悪あがき短編集」は「パーフェクト+ #6」ー「No.14 新田の字固め」と同様の市松配置で、慣れると見た目ほど難しくない。しかし、細心の注意が必要な状況が延々と続き試行錯誤の連続で手応えは十分であった。だが、最短手順数は106でその奥は深い。

small room エンド

 BEST6は「リベンジ #3」の「No.17 small room」。コメントにあるような「小さいサイズで高い難度の面」である。個人的にはこのような小さくて単純な形の面が一番のお気に入りである。一言で云うと「さりげない難しさ」。

ラグリマ エンド

 5位は「リベンジ #2」の「No.10 ラグリマ」。十字形の倉庫に市松配置された最上部の荷物を再下部に収納する非常に形の美しい面。とにかく「美しければすべてよし」の典型であるが難易度はそう高くはない。

宝石箱   エンド

 4位も「リベンジ #2」から「No.13 宝石箱」。適当な広さで、取り留めもなく固まらないよう動かし続けてようやくクリアしたが、最短手数は59。それは一体どんな手順なのか今は見当がつかないが、曰く言い難い不思議な魅力を秘めた面である。エンド面は下の「必殺!田の字固め」に似ているが初期形は全く別物である。この辺りが個人的な好みが強く出ている。

必殺!田の字固め

 ベスト3は「リベンジ #3」の「No.14 必殺!田の字固め」。本当に田の字倉庫は難しくて面白い!を実感する面である。収納点に収まっていない荷物を3歩先に納めるだけの初期形もシンプルで美しい。倉庫も単純な長方形なので予想よりは簡単であるが、一体どの程度の人たちがクリアし、あるいは挫折しているのだろうか。

線対象・非点対称 エンド

 ベスト2も「リベンジ #3」から「No.19 線対称・非点対称」。クリア後のコメント「この面は素質がある人が対象だから。これを解いた君はすばらしい。まさに倉庫番の大将だ」もタイショウの捻りが効いていて洒落ている。実際に難しい。最短手数は129とされているが、半端ない難しさにへこたれないで下さい。

謎の十字架 スタート

 栄えあるBEST1は「リベンジ #3」の「No.20 謎の十字架」である。十字形倉庫の内側の9点に収納するありがちな配置に見えるが、とにかく難しかった。コメントの「最終形を読み違えると泥沼にはまりますが、解けるときはあっさりと解けてしまう、そんな面です」も惑わす。更に、下の初期配置の方がより絶望感と洗練さが増す気がするがどうだろう。

謎の十字架別配置

 倉庫番は気力さえ続けば必ず解けると信じてきたが、その自信を打ち壊すに充分な難易度である。何度も何度も解答を教える悪魔のささやきの誘惑に負けそうになったが、絶対に妥協しないという意地を貫いて、ようやく己の頭で考え抜いてクリアに辿り着いた。それはCastPuzzleの攻略から学んだ貴重な経験則である。「あっさり解ける」は最短手数142あたりを指しているのだろうが、決して魔法の手順ではないと思う。これまで積み重ね磨いてきた感性を生かし泥臭く地道に決して諦めないことが肝要である。皆が皆はまるわけではないのだろうがベスト1に異論は少ないだろう。

敵はお前だエンド

 上の面は前回BEST4の「いっぱいいっぱい」ー「No.17 敵はお前だ!」で、下の面は今回BEST1の最終形である。「敵はお前だ!」でもかなり苦労したのだから難しいのは当たり前であり、増えた荷物一つは一体何トンなんだろう。「謎の十字架」は自分の中では「倉庫番Touch」の最高峰である。

謎の十字架 エンド

 因みに、パソコン版の「倉庫番リベンジ復刻版」では我がベスト1の「謎の十字架」はNo.299であり、No.305の「 あっ、押しちゃった」は下の面です。

あっ、押しちゃった スタート

 上には上がある「倉庫番」。「倉庫番Touch」に飽き足りない人は是非どうぞ。
 

posted by 工房藤棚 at 15:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2017年07月08日

点は線に、更にパズルに、キャスト ドット。

 
 「はずる」の新作キャスト ドット(CAST DOT)が手に入った。17年7月8日発売予定でAmazonに予約してあったのだが、その当日に配達された。

箱 表

 キャスト ドットは、キャスト チェーンなどのオスカー・ファン・デフェンター氏と並んで「はずる」の2大作家と評価しているAkio Yamamoto氏による待望久しいものでLEVELは2である。

箱 裏

 予想していたイメージより小さくまとまっていたCAST DOTは、黒と銀色の同型が組み合わさったもので、それぞれ9個のドットと2個のキノコの頭形からなり、初期状態から上下方向にも左右方向にも動かすことができる。

キャスト ドット

 同じ形でもそれが色違いで、更に黒色にはHANAYAMAが、銀色にはDOTが刻印されているので裏表が明確である。それは易しさにつながり優しさでもある。両方とも同色で両面に刻印したバージョンも違ったコンセプトとなりキャス ドット2として面白い商品として通用するだろう。

HANAYAMA

 難易度2だからといって決して安易に取り組んではいけない。Yamamoto氏特有の有機質で繊細で絶妙な操作を要求する手順は一筋縄ではないことを予感させる。更に最後には驚きの秘密が秘められていた。

CAST DOT

 その上キャスト ドットは外すことと戻すことの両方とも同じように苦労する。個人的には戻すことの方が難しかったが、人によって意見が分かれるだろう。そして、その試行錯誤により吃驚の手順を発見した。

はずる

 ゲームレベル2の所以は、まるでマジックのように僅か2回の操作でクリアできることだろう。その鮮やかさはキャスト リングにも匹敵する爽快さであるが、その手順を最初から発見することは困難だろう。但し、どんな動きを一手と数えるのかは色々な判断があるだろうし、単純な動きだけではないのは当然である。

CastPuzzle倶楽部

  何回挑戦してもその度に味わう摩訶不思議感覚は、C環の魔術師であるYamamoto氏の面目躍如である。それは初心者から腕に覚えのある強者まで全ての人が楽しめるものであり、特に「はずる」入門者にとって最適な一品が加わったことは間違いない。
 

posted by 工房藤棚 at 21:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | HUZZLE・CastPuzzle

2017年06月25日

 雨ニモマケズ。

 
 今日、静岡県知事選挙にて川勝平太氏が3選を決めた。

紫陽花 ききょう寺

 細かいところは正確でないかもしれないが、彼は宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を愛読していたけれども「決して怒らず」を読み飛ばしていたと述べたと選挙中に報道されていた。それは、静岡市長などへの理不尽な言いがかりの笑えない言い訳であり、真心や誠意が感じられなくて残念だった。

桔梗 ききょう寺

  雨ニモマケズ
      宮沢賢治(原文は漢字交じりのカタカナ書きである)
  雨にもまけず
  風にもまけず
  雪にも夏の暑さにもまけぬ
  丈夫なからだをもち
  欲はなく
  決して怒らず
  いつもしずかにわらっている
  一日に玄米四合と
  味噌と少しの野菜をたべ
  あらゆることを
  じぶんをかんじょうに入れずに
  よくみききしわかり
  そしてわすれず
  野原の松の林の蔭の
  小さな萓ぶきの小屋にいて
  東に病気のこどもあれば
  行って看病してやり
  西につかれた母あれば
  行ってその稲の束を負い
  南に死にそうな人あれば
  行ってこわがらなくてもいいといい
  北にけんかやそしょうがあれば
  つまらないからやめろといい
  ひでりのときはなみだをながし
  さむさのなつはオロオロあるき
  みんなにデクノボーとよばれ
  ほめられもせず
  くにもされず
  そういうものに
  わたしはなりたい

香勝寺

 「雨ニモマケズ」の静かで穏やかで外連味のなさとは対極の人がまた県政を執ることとなる。それが県民の選択なら仕方がない。

香勝寺

 民は何を夢想し幻想を抱き、一体なに故に更なる停滞と混迷の道に迷い込こもうとするのか。
 

posted by 工房藤棚 at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言
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