2015年01月24日

自作のCastPuzzle風のパズルたち。

  
 その1:習作
 キャストパズル風のパズルを作ろうと思い立った最初のもの。

キーホルダー1
 名前:キーホルダー。
 キーリングが何故外れるか不思議さを狙ったもの。

キーホルダー2

 感想:アイデアを形にする難しさと楽しさ。

キーホルダー3


 その2:キャストパズルのボックス3兄弟をヒントに。

ホイールボックス1
 名前:ホイールボックス。
 蓋に付いている4ツのホイールを操って箱を開けるもの。

ホイールボックス2
 感想:難しいのは確かだが唯それだけで、出来てから考えると仕掛けは誰もが予想できるもの。

ホイールボックス3

 その3:ある物を見た時に閃いた自信作。

ブラックボックス1
 名前:ブラックボックス。
 テーマ漢字「闇」。

ブラックボックス2
 感想:理不尽な難しさで創った本人もなかなかクリアできないほど。ヒントであるテーマから推理し粘りと幸運がなければネイビーボールを開放するのは不可能だろう。

ブラックボックス3

 自分でクリアする為の未塗装やネジ止めは試作段階だということで御理解を。
 

posted by 工房藤棚 at 12:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | パズル

2015年01月17日

紛(まぎ)れもあるが紛(まぐ)れもあるキャスト キーホール。

 
 昨年発表され、新春まで発売が延びていたキャスト キーホール(CAST KEYHOLE)がようやく売り出された。前作キャスト ギャラクシーの登場は前年7月なので約半年振りの新作である。

外箱 表
 青い外箱は総合難易度4を表していて、ひらめき指数が3、論理指数は4である。作者はキャスト シリンダーやキャスト ドーナツ、キャスト スクエア、キャスト ループなどでお馴染みのフィルランドのVesa Timonen氏なのでいやがうえにも期待は高まる。

キャスト キーホール
 最近のCastPuzzleは総合難易度-ひらめき指数-論理指数が、キャスト ギャラクシーは3-3-3、キャスト U&Uが4-4-3、キャスト ツイストが4-2-5、キャスト シリンダーも4-3-4、キャスト G&Gは3-2-3、キャスト デルタも3-2-3と総合難易度3と4に集中している。それは簡単ではないが難しくもない、若しくはやや難しいレベルであり、強烈な個性や度肝を抜く難しさがないのでインパクトに欠ける印象を受けるのはやむを得ないだろう。そのかわりに、誰にとっても諦めなければクリアを迎えることができるので、受け入れ易いのは間違いない。

キャストパズル キーホール
 現在は総合難易度6のキャスト ヴォルテックスも2008年6月の発売当時はゲームレベル5であり、その前のキャスト カルテットが世に出たのは2007年9月のことなのでもう随分前のことである。それは難しいパズルを創り出す困難さを物語っていて名作と誉れ高いキャスト エニグマやキャスト チェーンを超える逸品を、私たちは今後いつ手にすることができるのだろうか。

HANAYAMA
 キーホールとは鍵穴であり、イメージとしてはなんとなく解らないわけではないが、テーマ漢字の「溝」のほうがしっくりくる造形である。2個のパーツ時の定番である金色と銀色のメッキに輝く片方には隙間があるので外せるのだが、それは『難解な迷宮』に挑む必要があるらしい。

CastKeyHole
 意地悪や外連味はないので、時によっては紛(まぐ)れで外せる可能性も秘めているが、袋小路に迷いこむ紛(まぎ)れもあるので、評価は分かれるだろう。ただ苦労したとしても、それはキャスト U&Uやキャスト シリンダーとは異質の難しさであるのは間違いない。そうして、堂々巡りの狐につままれる感覚はキャスト デビルが思い起こされるものである。

CastPuzzle
 贔屓目の感想と言われようとも、それぞれのCastPuzzleが曰く言い難い面白味や愉しさをひっさげてデビューすることや、キャストパズルと名乗るものは必ず水準以上のパズルであることには感謝の言葉しか浮かばない。その上意外と語られないが、千円程度で手に入る物とは思えない上品な仕上げや細部まで手抜きを感じさせない品質感も愛好品として高いポイントであろう。
 

posted by 工房藤棚 at 18:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | HUZZLE・CastPuzzle

2015年01月06日

愛着の自分で作ったシステム手帳と小銭入れ。

 
 年末年始の休みを利用して革でシステム手帳と小銭入れを作ってみた。

自作システム手帳1
 システム手帳はミニ6穴サイズで、リング内径11mmを使っているのだけれどもリフィルが多くなり窮屈になってきたので13mmの物を探していた。

自作システム手帳2
 それは、商品自体があまり多くないうえに、たまに気に入ったものが見つかってもかなり高額で躊躇していた。

自作システム手帳3
 だったら自分で作ればいいじゃないかと、思い立ったが吉日で早速取り掛かった。胸ポケットに入れるのでミニ6穴、リング内径13mm、ペンホルダーは使わないので省略したが、左右の差し込みポケットにはメモホルダーとカードポケットを配置した。

自作システム手帳と小銭入れ1
 素材は日焼けによる飴色へのエイジングが楽しめるヌメ革、革厚はサイズと存在感があちら立てればこちらが立たぬでかなり悩んだが2mm、バインダー金具は定評のあるKRAUSE(クラウゼ)社のスライドロック式を選んだ。

自作システム手帳と小銭入れ2
 常時携帯するので小さいことを優先した大きさは横96mm、縦146mm、厚さ24mmで自作ならではの形である。

自作システム手帳と小銭入れ3
 4枚の革を合わせる為の菱目打ちの穴あけにはかなり気を使ったが、構造は単純なので縫うことは難しくなく順調に捗った。結果、手にした時の2mm厚の革の豊かさと温もりと味わいは独特の雰囲気を醸し出すものであり、我ながら思いの外の出来映えに満足した。

自作システム手帳と小銭入れ4
 久しぶりのレザークラフトなので、勘を取り戻す為の練習作である小銭入れもお気に入りとなった。
 やはり物を作るという行為は意欲と感性を刺激し愉しいものである。
 

posted by 工房藤棚 at 21:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年01月01日

あけまして おめでとう ございます。

  
明けまして おめでとう ございます。

万両
 本年が皆さまにとって素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

芽生え
 昨年のCastPuzzleは、4月にCAST U&U(キャスト ユー&ユー)、7月にはCAST GALAXY(キャスト ギャラクシー)が順調に販売され、年末にも新作が予定されていたが、結局はこの新春に延期となり首はよりいっそう長くなった。
 今年も、手応えのあるキャストパズルがより多く発売されることを願い、更に華やかなラインアップに拡がることを期待したい。

芽生え
 旧年を振り返ると、怪しい佐村河内氏をこれ以上無い賛辞で持ち上げた感性、妖しい小保方氏の不可解な動機、胡散臭い野々村元議員の不可思議な理性など、理解し難い事件が多々あったが、なかでも嫌悪感の強かったのは消費税引き上げ延期に対する元は反対と思われていた人達の腰抜けぶりの醜態である。

芽生え
 信念を貫くとか、ブレないとか、芯が真っ直ぐ通っているとか、失ってはならない矜持は一体何処へ。

芽生え
 新年を迎え気も新たに引き締めたい。
 本年もよろしくお願いいたします。
 

posted by 工房藤棚 at 09:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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