2015年05月24日

 阿呆が権力を持つ悲惨。

 
 TBS系のTV「噂の!東京マガジン」は、よく行政の怠慢や杓子定規の対応を「噂の現場」として特集しているのだが、今回は特に酷かった。

薔薇1
 それは、逗子市で道路に隣接していないので家を新築できない人の相談である。ただし書き許可を受けなければならない土地で、県から許可を受ける前に市が書類を確認したという経由印をもらわなければならないのだが、その印を市が押してくれないという。

薔薇2
 市は、印を押さない上に、押さない理由も教えないし、教える義務もないとうそぶいていると代理人である建築士も困り果てていた。

薔薇3
 それがTVの取材では、書類に不備があるからと言い張り、代理人がしっかりしていないからのように詭弁を弄する。事実は知らないが公務員のみがもつ緩さと無責任さと適当さで見当はつく。

薔薇4
 それにしても、この告発者がTVに泣きつかなかったら一体どうなっていたのだろうか。あの阿呆共とその上司と市長は、どんな想いでTVを観ただろうか。
 人の痛みを痛みとしない厚顔さで薄ら笑っていそうで恐いし、責任をとる必要のない組織とはどこまで腐るのかが底なし沼のようで、その深さが更に怖い。
 

posted by 工房藤棚 at 15:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言

2015年05月08日

連想は家鴨と海老と登り鯉−キャスト ヘキサゴン。

 
 平成27年2作目のキャストパズルはキャスト ヘキサゴン(CAST HEXAGON)で、ホームページでは5月発売となっているが、販売店により発売開始日がまちまちである。
 その上、売り出し直前までメーカーからのアナウンスは一切なくて、通販ショップからの情報が唯一であった。更に公式ホームページの4月27日発のtwitterには驚かされた。曰く『発売日がなかなか決まらずお伝えしていませんでしたが』ときた。

キャスト ヘキサゴン外箱
 それは全く不可解な対応であり、色々と縛りがあるだろう小売り店の言い訳なら仕方がないと納得せざるを得ない。だが、多くの関係者が知恵を絞り汗を流し、気を遣い投資し、万全の準備をして晴れて新しいパズルが誕生する時に、当事者からは華やかな雰囲気や熱気、高揚感とか楽しさの予感が伝わってこないのはどうしてなんだろう。

CAST HEXAGON
 更に輪を掛けて気になったのが、キャストパズル最強の難易度を誇ると噂される名作キャスト カルテットの作者でもあるMINE.Uyematsuこと植松 峰幸氏のコメントである。『これ、少々売れ行きが悪ければ(労多くして益少ないことになるので)早々に廃盤になるかも知れない。だから、販売されたら早めに確保しておいた方がよいかも』と、発売前から縁起でもないことを言っている。

HANAYAMA
 それ、取り越し苦労です。必ず高い評価を得るに違いない良品で佳作です。
 ヘキサゴンとは六角形のことで、ヘキサ(hexa)はギリシャ語で6を示すという。コンピュータの世界でよく使うヘキサはhexadecimal(16進数)の略称であった。今はキャスト スターフィッシュと名乗っているヒトデと2匹のアジたちもマリンシリーズの時はギリシャ語の5を表すペンタと呼んでいた。
 総合難易度は青色の4。ひらめき指数3、論理指数5は絶妙でしょう。テーマ漢字は作者の裏話の通り「六」ではなく「巡」でシンニュウがフレーム、3個の「く」の字がピースとの意味付けと共に、「巡」の意である「川の水のようにぐるりと回ること」が図星で感性の高さがキラリと光る。

キャストパズル ヘキサゴン
 箱の裏側の写真や他でも公表されている外した姿には色々な意見があるだろう。但し、解答図が入っていないこと、インターネットで勝手に動画などが公開されることやデジカメの普及により、この程度は許容範囲との判断なんだろう。けれどもパズルとして充分に楽しみたかったら、余分な情報が必要ないのは勿論である。不便が便利に勝るのは一つの真理である。

ヘキサゴン イメージ
 試行錯誤していると、これをこうすれば多分旨くいくと理解できてくるが、それが一筋縄ではない。そうして決して無理や力やコツが必要がないのは当然として、最初の山場の鮮やかさは途中のモヤモヤを一瞬にして解消するものである。また同じようでも仕掛の違う三ツのピースの納まり具合や巧妙な動きといいパズルの種は尽きないものだと改めて感嘆するのは快感である。その上に戻すことも外すと同様に容易なものではなくキャストパズルの醍醐味と奥深さをゆっくりじっくり味わうことができるだろう。

CastPuzzle
 今回から同封されたリーフレットではキャストパズルが4系統に分類されシリーズが一望できる。このように整理されたものを見ると自分の好みが明確になり、苦手と感じていた迷路系も捨てたものじゃないと再認識した。
 また、ロジックとひらめきは対極にあるイメージだったが意外と混沌としているものだと唸った。
 一つ気になったのはキャスト ディスクが抜けていることである。ホームページでは健在なので単なるミスであることを願いたい。
 次は何を買おうかと迷った時には、難易度だけではなく気に入った系統から集めたり、別の道を往くのも面白い。その指針や参考に新しくて貴重な資料となるだろう。
 いくらネットが発達しても紙で眺めるのは別格で格別なのである。
 

posted by 工房藤棚 at 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | HUZZLE・CastPuzzle

2015年05月03日

 どこへ行くの「もったいない」。

 
 自動車税の「グリーン化」とやらで、ガソリン車なら平成14年3月31日以前に新車登録されたものは標準税率に対して15%税額が高くなるという懲罰的な制度がある。

富士山1
 何がグリーン化だろう。何故グリーンなんだろう。「環境にやさしい自動車を普及させるため、排出ガスや燃費の環境への負担に応じて」と小学生でも顔を赤らめるような理屈にならぬ理屈で説明するが、本音は古い車はさっさと廃車して新しい車を購入したらどうだである。

富士山2
 だが待ってくれ。それを自動車会社が言うなら分かる。けれども、これは税金である。県税である。物を大切にすることや大事に使うこと、使えるものを不用意に捨てないこと、もったいないという日本らしく謙虚で穏やかな想いとは対極にある施策である。必ずや罰が当たる愚策である。

富士山五合目
 それにも増して酷いのが自動車重量税である。本来、道路は車の重量に比例して傷むということで車両重量0.5トン毎に課税されるものだが、今はエコカー減税でその適用の有無により常識外れの税額となっている。その余りのバランス感覚の欠落は、もしその事実を知らずに「18年経過」車の所有者が(車検時に)納税していたら革命を目指す怒りのレベルである。何故ならエコカーであろうと古い車であっても肝心の道路は我関せずなのだから。

音止めの滝
 グリーンを言うならグローバルな視点が必要だろう。エコを言うならトータルな哲学が必要である。
 

posted by 工房藤棚 at 09:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言
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