2015年06月03日

起こるべくして起きた問題。

 
 日本年金機構が、サイバー攻撃を受け約125万件の年金情報が流出して問題になっている。だが、それも全て人災であり緩んでいるとどんなことでも起きることを如実に示していて虚しい。

緑の道
 機構が最初にウイルス感染を把握してから大量のデータ流出に気付くまで20日もかかる間抜けぶりは流石で、悲しい面目躍如である。

秋葉神社より
 旧社会保険庁時代から続く危機感の薄い組織の体質は健在と云うことで、報道によると厚生労働省の審議会委員でジャーナリストの岩瀬達哉氏は「組織の体質は変わっておらず、緊張感や責任感が欠けている。起こるべくして起きた問題だ」と話したそうだ。

秋葉神社上社
 流出したデータ数が発表されているが当てにならないのは当然である。下手をしたら一桁違うだろう。そうして、これに類する詐欺事件が多発するのは火を見るより明らかである。世間知らずの年寄りに自ら絶妙な餌を撒いた罪は深く不快である。

秋葉神社門
 何故か、民主党の細野政調会長は「極めて深刻な事態だ。安倍晋三政権が年金問題をぞんざいに扱ってきた証拠」と批判したらしいが、その感性の硬直ぶりが辛い。ミスター年金と呼ばれた同党の長妻氏が、改革すると意気込んで乗り込んだにも関わらず、残したのは空しさだけだったのは、まだ皆の記憶に新しいというのに。

秋葉神社門竜
 それにしても、人生の先輩である老人の生活の支えの年金を管理する組織が取り返しのつかない不祥事を起こした時、識者に「起こるべくして起きた問題」と揶揄される情けなさや危機管理の欠如は尋常ではないだろう。それは本来は公僕であるべき者達が抱える根本的な病理であろうが、安楽な太平がいつまでも続く保証はどこにも一切ない。
 

posted by 工房藤棚 at 19:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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