2015年09月02日

 極まる。

 
 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会事務総長によると責任問題は「三者三様」、「誰が悪かったというものではない」。

 「佐野氏は取り下げを申し出たことで、責任を果たした」。
 「選定委員会は適切な判断を示した」。
 組織委員会は「新デザインを早く決めることが我々の責任」。
 言ってはいないが(本音は)「無責任に騒いだ一般国民だ」。

 五輪エンブレム撤回の事件で一番理解できなかったことは、シンプルなデザインでは似たものが見つかるのは仕方がないという意見。
 けれども撤回したデザインで、裁判を起こされたベルギーの劇場の他には今回大きな威力を発揮したネットにおいて指摘されたのは、言われれば気が付くスペインのものだけ。
 原案として示されたものでは、初めに話題になった時計メーカーの似ていると言われれば似ていないこともないロゴと、致命傷となった盗用元(と考えられる)の二つだけである。
 それよりなにより、単純な要素のみでデザインすることが必要条件ではなかったし、ましてや世界の言語は英語だけではない。

 武藤敏郎事務総長は、大蔵・財務次官、日本銀行副総裁などを歴任したという。絶対に尻尾を掴ませないまま煙に巻く答弁は官僚の鏡であり手本なんだろう。だが、それは正義や気骨や誇り・矜恃とか明朗や誠実とは対極の姿勢であり、この緩み様が現在の日本のトップの程度を映しているようで切ない。
 

posted by 工房藤棚 at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言
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