2017年01月17日

黄楊木地の第一作 菱湖書の彫り駒ようやく一段落。

 
 年末年始の時間をみつけてコツコツと進めていた黄楊木地の将棋駒の第一作がようやく一段落した。

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 一番お気に入りの菱湖書で、当然ながら彫り駒である。見る人が観れば笑止ものだろうが当人としては、一つの形となったものが出来上がる喜びは一入である。

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 本当は未だ磨きの行程があるのだが、道具や材料が揃っていないので一区切りとしよう。

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 数多くの失敗や反省点があるのだが、特に気になった三点を自戒の為に記しておきたい。
 1.字母子の貼り方が雑で目立つ。
 2.彫りの線が汚い。
 3.彫りの深さのばらつきが大きい。

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 されど、前向きに捉えなければいけない。まだまだ大きく上達する段階である。慣れることにより洗練される実感はある。とにかく愚直に彫り続けることであろう。
 

posted by 工房藤棚 at 19:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋駒

2017年01月14日

将棋駒作りの楽しみ。

 
 将棋駒を作るには色々な工程がある。彫り駒では駒木地の研磨から始まり、字母紙の貼り付け、そして初心者が苦労する彫り、目止め、漆入れ、乾燥、研ぎ出し、最後に磨きである。

歩3種
 彫り埋め駒では、漆入れの代わりにサビ漆入れが、盛り上げ駒では、その上に漆の盛り上げをする。

漆入れ
 ようやく黄楊木地による第一作が彫り駒で最終段階となってきたが、意外な処に醍醐味というか楽しみを見つけた。

研ぎ出し
 それは駒の研ぎ出しで、最後に研ぎ粉を歯ブラシで取り除く瞬間である。

研ぎ出し途中
 駒に入れた漆が研ぎ粉に埋まり、ほぼ木地と同色となった表面にブラシをあてると鮮やかな漆黒の文字が目を覚ます。出来不出来が鮮烈となる瞬間で、下手は下手なりに心躍るのである。

研ぎ出し後
 たとえ高価な駒木地でなくとも、やはり黄楊は黄楊であり、木と漆の組み合わせの配色の妙と美しさと凛とした品が将棋駒作りの楽しみを支えているのだろう。
 

posted by 工房藤棚 at 19:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋駒

2017年01月12日

 正直の頭に神宿る。

 
 川勝静岡県知事と田辺静岡市長の仲の悪さは、見苦しいを通り越して病気のレベルであり、人の見本となるべき首長でなくとも大の大人が情けない。

富士山 富士吉田
 「仲良きことは美しき哉」の武者小路実篤先生も呆れ果てる醜態で、県は勿論市にとって大きな損失である。特に先月19日の川勝知事の「静岡市は政令指定都市の失敗事例だ」発言は、まともな見識や人徳を持ち合わせていないことを哀れに晒した。

富士山 山梨
 清水区の桜ヶ丘病院移転問題で、知事がどんな権限で東京まで出かけたのか知らないが、病院を運営する独立行政法人(JCHO)の理事長と会談した後の静岡新聞の報道の一部を引用する。
 『川勝知事はJCHO側から「移転先を決めるには地元のコンセンサスを得るのが最大の条件」との説明を受けたと、会談後の取材に答えていた。これに対し、JCHOの担当者は静岡新聞社の取材に「コンセンサスは利便性や周辺環境などのいくつかの条件の中の一つ。静岡市はこれまで、コンセンサスづくりに努めてきたし、今後も取り組んでいくと聞いている」と応じた』とある。
 嗚呼、「正直の頭に神宿る」と云うのに。

富士山 根原
 一方、田辺静岡市長は『「千年に一度の津波を恐れ、全てを高台移転する考えはない」と明言』は、一つの見識である。それにしても、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ではないが、知事の独りよがりで唯我独尊ぶりが人を苛つかせ気を重くさせる。
 

posted by 工房藤棚 at 19:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言

2017年01月01日

2017 あけましておめでとございます。

 
 明けましておめでとうございます。

万両
 新しい年を迎え皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。

万両
 旧年のキャストパズルは、7月に「はずる」シリーズと名称が変更され、新しいパズルも1月にキャスト パドロック、7月にキャスト ケーキとキャスト ダイヤモンド、8月にはキャスト インフィニティ、11月にもキャスト ダイヤルと5作も発売された。その中では色々とあったがインフィニティはもっと評価されてもよい佳作ではないだろうか。
 また、12月には数量限定でウルトラマン キャストマーブルも売り出された。今後は新作が効果的な色使いで誕生するだろう。
 本年も新たな魅力のある「はずる」が数多く生み出されることを期待したい。

紅葉と苔
 突然芽生えた将棋駒作りの情熱は今も衰えることを知らず、今年は牛の歩みであろうとも少しづつ上達し、ある程度満足のできる段階まで辿り着きたい。それにはどれだけたくさん印刀を握り続けたかが鍵となるのだろうし「好きこそものの上手なれ」は信じるに値する価値観であろう。

将棋駒
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

posted by 工房藤棚 at 07:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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