加計学園問題で「総理のご意向」文書をリークし、5月25日に記者会見を行った前川喜平前文部科学省事務次官の、マスコミを通じて伝わった卑しさと尊大さは時代を変えていくだろう。
静岡新聞「論壇」の屋山 太郎氏の『「官僚内閣制度」残る文科省』の『記者会見を聞いて驚いたのは、役人が決めた規制を破ったことが許せないと本気で思っているようなのだ。記者会見では在職中、新宿の援助交際を仲介する出会い系バーに通って内閣府から注意された一件について質問された。「民情を視察するためだった」という。…民情を代弁するのは政治家であって、その政治家の意見を聞いて規制を作るのが官僚だと自覚してもらいたい。…前川氏は天下りをあっせんした責任を問われて文科次官を辞任させられた。 官僚制度改革の第一歩が天下り廃止で、各省はやむなく従ったが、文科省は全く無視した』。
5月31日。デイリー新潮は、菅義偉官房長官のオフレコ発言として「それにしても、よくあんなことが言えるよ。彼はその出会いバーに、50回も、100回も、繰り返し行ってるんだよ。店に出入りしたのが1回ならまだ話は分かるけどさ」。
政治家は選挙という洗礼を受ける。ゆえに『政治家は民意を代表する存在でなければならない』し自制も効く。だから、余計にあの勘違いしていて不遜で嫌な雰囲気は辛い。