タイトルは、ワールドカップ杯ブラジル大会に「サプライズ」で代表復帰した大久保選手の言葉である。変な馴れ合いのない素直な実感なんだろう。
「W杯は勝つことが目標なのか、自分たちのサッカーをやればオッケーなのか」は、初戦惨敗後の内田選手の言葉であるが、個人的にも一番違和感のない感想である。
次も同じく内田選手の言葉が深くて重い。「自分たちのサッカーができれば、それは勝てる。でも、させてくれないから。相手のレベルが高くて」。
結果が出てからなら何とでも言えるとはいえ、勝ってこそ得られる自信があるし、負けて削ぎたい過信もある。醒めた目では根拠の見えない大言壮語や、ひ弱で奇妙な仲良しクラブでは世界に通用しないことだけは明確になったし収穫としてほしい。