2×2×2キューブもメモを見ないで揃えることができるようになったら、流石に簡単過ぎると物足りなくなってきた。2×2×2キューブを攻略するには少なくとも9パターンを覚える必要があるが、これを容易と感じるか意外と多いと捉えるかは個人次第である。
けれども、4×4×4キューブとなる普通誰でもそれなりの覚悟が必要だと思うだろう。当然チャレンジしたことはあり、説明文を見ながら悪戦苦闘しようやく完成したが、一度手順を間違えると悲劇が待ちかまえていたことだけは忘れられない。そう、敷居は結構高いのである。
ところが、キューブの通信販売で有名なtriboxの「4×4×4キューブのそろえかた」を読むと難しくはないのじゃないかと期待が持てた。早速、その資料にそって挑戦したら吃驚仰天、本当に実は簡単だったのである。もしかしたら「知らぬは亭主ばかりなり」状態だったのか、逆「知らぬが仏、言わぬが花」なのか分からないが衝撃の体験であった。
ルービックキューブをクリアできる人は、その気さえあれば大袈裟ではなく100% 4×4×4キューブも攻略できるだろう。個人的には、これが一番簡単に覚えることができたし、逆に言えば3×3×3キューブ状態にしてからの回し方の方が苦労した。回すのは手が覚えていて、一々回転記号を意識していないから却って難しいのである。とっつきにくさの原因である4×4×4キューブ独特のOLLパリティ・PLLパリティも、リズムが良いので覚えるのは難しくはない。だから「食わず嫌い」だった人にとってもハードルは高くないのである。
そこで、例によってPDF「4×4×4キューブ A4用紙一枚の覚書」を作成してみた。これ一枚で4×4×4キューブは勿論であるが、その上3×3×3キューブにも対応ができる自信作である。上記のtriboxの資料を一度熟読後、本資料を手元に置けば鬼に金棒であろう。triboxの手順とは一部違いがあるが、自分に合った方を選択すればよいだろう。

幾つになっても新しいことを覚えることは格別である。