「正義は我にあり」を心の底から叫ぶ状況は人生において何回もない。
自己満足ではなく天地神明に誓って「正義は我にあり」を訴える危機は浮き世においてもそうそうない。
TBSテレビの「下町ロケット」が痛快である。絵に描いたようなとは陳腐な誉め言葉だが「半沢直樹」より熱く沁みる。
第2話のクライマックスは佃航平の「正義は我にありだ!」。ドラマでも重い言葉である。滑稽であるそのまんま東がそのまま過ぎて切なく哀しい。
我が「正義は我にあり」と一度だけ吠えた時、義は見捨てなかったことが我の生きていく拠である。
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