2017年01月14日

将棋駒作りの楽しみ。

 
 将棋駒を作るには色々な工程がある。彫り駒では駒木地の研磨から始まり、字母紙の貼り付け、そして初心者が苦労する彫り、目止め、漆入れ、乾燥、研ぎ出し、最後に磨きである。

歩3種
 彫り埋め駒では、漆入れの代わりにサビ漆入れが、盛り上げ駒では、その上に漆の盛り上げをする。

漆入れ
 ようやく黄楊木地による第一作が彫り駒で最終段階となってきたが、意外な処に醍醐味というか楽しみを見つけた。

研ぎ出し
 それは駒の研ぎ出しで、最後に研ぎ粉を歯ブラシで取り除く瞬間である。

研ぎ出し途中
 駒に入れた漆が研ぎ粉に埋まり、ほぼ木地と同色となった表面にブラシをあてると鮮やかな漆黒の文字が目を覚ます。出来不出来が鮮烈となる瞬間で、下手は下手なりに心躍るのである。

研ぎ出し後
 たとえ高価な駒木地でなくとも、やはり黄楊は黄楊であり、木と漆の組み合わせの配色の妙と美しさと凛とした品が将棋駒作りの楽しみを支えているのだろう。
 

posted by 工房藤棚 at 19:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋駒
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