7X7X7のルービック系キューブのカレンダーが気になっていた。だが、どうしても欲しいという程でもなく、機会があったら手に入れたいと考えていた。最近、面白そうな新しいキューブが発売され、キューブ専門店triboxで送料無料にする為に合わせて購入した。
出来合いの「tribox 7X7X7 Calender Japanese」は価格が11,130円で送料が無料。一方、自分で貼り付ける方法としては、キューブ本体「ShengShou 7X7X7」が4,300円で、ステッカーは「7X7X7 Calendar triboxステッカーセット Japanese」が950円で合計5,250円である。
キューブのステッカーを剥がし専用ステッカーを綺麗に貼る手間を考えると理解できる価格差ではあるが、流石に一万円を超えるキューブには抵抗がある。3X3X3キューブでもステッカーを思い通りに貼るのは意外と簡単ではない。スマホに保護シートを貼るのが苦手レベルでは難題となる。何故難しいのかは貼り直しが出来ないからである。ましてや7X7X7である。
完璧を求めなければ何とかなる。そう判断したが結果は如何に。届いたキューブはかなり高品質で、もうキューブは中国の独壇場である。戦後復興の日本製が「安かろう悪かろう」の時期を駆け抜けて行った以上に、発展途上国もそのスピードを上げている。家電もスマホもアッという間に追い抜かれた。更にシンプルな電気自動車の国産の将来は余程覚悟して哲学と感性を磨かないと危ないだろう。
一面が7X7で6面あるので7X7X6=294枚のステッカー貼り付けの難易度は想像以上であった。何とかはなったが個人用でなければ落第だろう。そこで悟ったのはとにかく慌てないことである。時間に余裕のある時にじっくりゆっくりしっかり行うことが必要だろう。
10月のカレンダー配置はオリジナルステッカーと同じだったので、月を1月から10月に変更しただけで済んだ。土曜日が青色、日曜日は赤色に表示できるのは実用となるが、そこで悟ったことは予想以上に手強い。一面を揃えるのは簡単だと言われるが3X3X3とは次元が違う気がする。探すことに時間が掛かるし崩さない動きに慣れが必要である。自分で貼り付けた微妙に不揃いのステッカーが織りなすキューブ型のカレンダーの存在感は十分だが、月初めの組み替えは愉楽を超え苦行に近いものとなる予感がする。