「はずる」の新作キャスト プラネット(CAST PLANET)が2月下旬に発売になっている。プラネットとは惑星のことで、感覚としては土星の方が近い気がする。
多数の凸が付いた銀色球体の周りに、色々な大きさの凹が刻まれた金色のリングがはまっていて、それを外すのだが、そのリングが安っぽい。ここにもう少しコストを掛ければ随分と印象が上がると思うのだが残念である。
今までには無い動きをする迷路系のパズルだが、やはり迷路は迷路に違いなく、深く考えることもなく、やがてスルリと外れた。しかし、予想していた動きではなくこれは意外と佳作かと感心した。分かり易い狙いを見事に外していたからである。
だが、戻し始めて驚いた。リングが無事に球体に納まり少し回転させると又スルリと抜け落ちた。「なんだ、これは」。今度のパターンは凸凹が絶妙に計算された通りの会心の動きである。
けれども、迷路系に解が2通りあることの是非である。非では無くとも、やはり是ではない。これは狙いか?多分違う気がする。ならばどうする。個人的には予想外のパターンを残した方がパズルとして面白いと考えるのだが。
初期のロットを手に入れた人は2通りの(もっとある可能性もある)解を見つけて楽しんで欲しい。発売から時間が経ったロットでは、唯一解が実現したか試してもらえば2度美味しいだろう。
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