
静岡空港は、来年3月の開港を目指して工事していたのだが、その近くにある立木などの為、開港が遅れるらしい。
仕方がないので、滑走路を短くして開港すると聞く。その上、着陸誘導装置が使用できなくなるという。随分と思い切った判断をするものである。そこは日本一の茶処であるというのに、安全を第一とする施設で余りにも無茶であろう。
しかし、無ければ無いで支障が無いという。それならば、はじめからつけなければよい。その装置は、並の人が聞いたら腰を抜かすほどの金額である。
その開港延期について、静岡新聞の10月23日の「大自在」で『▼長い間に県のたがは緩むどころか、外れてしまったようだ。三月開港の鮮やかなポスターが何だか色あせて見えた。』と書く。
箍は聞いたことがあるが、「たが」と書かれて「たが」を箍と気が付く人はもう多くない。

しかし、静岡新聞は真面である。
今日(10月26日)の社説「今の字体のまま加えよ:新常用漢字表」に、始めは『例えば、今回「匂」も新たに追加、常用漢字の「臭」に「におう」の訓を新しく加えたので「香水が匂う」「生ごみが臭う」と異字同訓を使い分けることが可能になる。』と訳が分からない事を書いているが、だったら今まではどんな表現をしていたのだろうか。人知れず苦労していたんですね。
そして、その主旨「今の字体のまま加えよ」至極当然である。