2009年02月11日

 「デジタルを拒否する」時代。

 デジタル技術は、時代を変えた。
 けれども、技術の進歩が、必ずしも人の満足に結びつかない時代でもある。

 デジタル技術は、これからも通用する技術である。デジタルと、アナログでどちらが生き残れるかとなったら、ほぼデジタル技術である。
 しかし、何でも当然なのであるが、負の部分もある。全て良しの価値観なり、技術なんてものはあまり無い。

 一番分かり易いのは、テレビの世界である。
 もう、並の人には、理屈が分からない。劣化しないから、コピー回数を制限すると云う。アナログの世界では、通用したものがデジタルになったら駄目だと云う。

 駄目なら、諦めましょう。だったら、今までのアナログテレビでいいから残して欲しいと云っても、もう暫くしたら、それも中止だと云う。

 随分と高飛車な対応である。「不自然なものには、必ず裏がある」の典型の例であろう。

再挑戦

 電話の世界も様変わりである。昔の黒電話機の丸いダイアルを回して電話をかけるのを、全く知らない世代が不思議でなくなった。

 郵便は、北海道から九州に出しても、市内宛でも切手代は同じである。しかし、電話の通話代の、その格差は尋常ではなかった。

 だが、IP電話が登場したら従来の価値観は吹き飛んだ。距離は関係無くなったのである。
 この「IP(インターネット・プロトコル)」が、典型的なデジタル技術である。
 従来の黒電話機を使った電話の仕組みは、少し説明すれば大体理解できる。
 でも、生憎ながらIP電話では、どうにもならない。声を1010(いちぜろいちぜろ)に変換して、宛先の住所を付けて、小さな荷物に分けて・・・。それは、黒電話機にある糸電話のイメージとは、かけ離れたものである。

 黒電話機を知らないと吃驚するかもしれないが、黒電話機にはコンセントに差す電源コードはない。そう、停電の時にも電話ができたのである。
 なかなか、全て良しといかないと云う所以である。


 昔の目覚まし時計の裏蓋を開けて、その精密な歯車の組み合わせの美しさに驚いた感動は、発条(ぜんまい)を使ったアナログ時計のみが生み出すものである。


 あれだけ覇を競った次世代DVDであるが、「真の勝利者はいなかった」で終わりそうである。

posted by 工房藤棚 at 11:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/26601376

この記事へのトラックバック
                                       .
Logo