2009年03月01日

書けない漢字が書ける本。

 
 「書けない漢字が書ける本:角川SSC新書@根本 浩;2009年1月25日発行」が面白い。

 副題が「語呂合わせで覚える超難書漢字」であり、裏表紙には『この本は、書けない漢字が語呂合わせで書けるようになる本である。今まで何十回となく書き写しても書けなかった難しい漢字が、たった一度で、しかも面白いくらい簡単に「一生」覚え続けられという、驚愕の掘り出し物的な本である。流行歌のフレーズが耳に残るように、印象的な語呂の流れが字形を自然に脳に刻み込んでくれるのだ。』

 その帯に「もう、どんな漢字も怖くない!!
       これは漢字の覚え方革命だ!!
       漢検受験者必読の書!」と謳っている。
 流石に大袈裟過ぎであるが、読む本では無く、時間が空いた時、開くのに丁度良い構成である。

 それは、
 はじめに
 第1章 さらりと書けたらかっこいい漢字
      鬱、蘊蓄、顰蹙〜麒麟、鰐、駱駝まで24漢字
 第2章 読めるけどなかなか書けない漢字
      杜撰、淘汰、捏造〜絨毯、琥珀、石鹸まで32漢字
 第3章 大人の常識として書きたい漢字
      挨拶、躾、懸命〜鰻、鶏、鷹まで24漢字
 おわりに
 となっている。

 右頁が「覚え方」で、左頁が「語源うんちく」であるが、その語源蘊蓄が語源だけにとどまらず、そのものの蘊蓄も記載され楽しめる。 
 例えば、「蜥蜴」の項では、「ちなみに、体の色を変えるカメレオンもトカゲの一種である。同じ仲間であるが故に、普通のトカゲも少しは体色を変える事もできるのだ」。

 肝心の語呂合わせであるが、『「薔薇」は「サドの人々、回転ずしはサビ一番」』、『「檸檬」は「ウキウキした心でサラダを一丁。草木は一トン」』。
 少し「覚え方」を参考にしないと分からない。だが、それを読めばそれ程無理はない。
 けれども『「蜜柑」の「秘密の虫の木は甘い」』、『「蜥蜴」の「トカゲという爬虫類の分析はた易い」』などは明快である。

 漢字検定のレベルも示されていて、しっかり作り込まれた印象のある良書であり、当然、普通の人にも十分楽しめる教養書である。



posted by 工房藤棚 at 10:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漢字検定
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