2009年03月04日

文藝春秋の月刊誌「諸君!」休刊。

 
 昨日の「asahi.com」のニュース。
 『保守系の代表的なオピニオン誌である月刊「諸君!」の休刊を、発行元の文芸春秋が決めた。5月1日発売の6月号が最終号になる。

 同誌は69年5月の創刊。看板雑誌である月刊「文芸春秋」の兄弟誌的な位置づけで、右派論壇を支える存在だった。福田恒存、山本七平、江藤淳、林健太郎の各氏らが論陣を張り、巻頭の「紳士と淑女」、巻末に置かれた山本夏彦氏の「笑わぬでもなし」の両コラムも評判になった』。

 「諸君!」から、巻末の山本夏彦翁の「笑わぬでもなし」の連載が無くなり、それからは段々と遠ざかっていった。
 「諸君!」の隆盛には、山本夏彦翁のコラムも多大の貢献があり、巻頭で切れの良かった「紳士と淑女」とそれは双璧であった。
 けれども、こうして休刊が決まると寂しいものである。普通、雑誌の休刊は廃刊である。

開花間際

 時代の流れである。残念であるが、仕方が無い。しかし、もう月刊誌が生き残れる余地は少ない。
 週刊誌も危ない。「週刊現代」には、もう往年の勢いはない。「週刊ポスト」も微妙であろう。かっては、月曜日の朝刊3面下段は両誌の広告が指定席であった。それが、今購入している新聞では、もう「週刊現代」の広告は見あたらない。「週刊ポスト」のそのスペースは半分である。
 その上、そこに前と同じ内容を詰め込もうとしているので、もう中高年者には読めない文字サイズである。主な購入者が読めない文字まで使って、どうしようかと?。

 その新聞も、本当は危機的な状況であろう。だって、その広告、かなりのスペースが、自社広告か公共広告なのだから。
 それでは儲からないだろう。しかし、だったらどうする!が見えてこない。多分、今までの経験則では解決法は見つからない。

 携帯電話を使いこなしている青少年の、主な用途はメールであるらしい。音声でのコミュニケーションは多くないと聞く。それであったら、文字文化だ。
 けれども、月刊誌も、週刊誌も、新聞も経営が難しい時代だと当事者達は立ち尽くし、光明を見出せない。

 一時は、「文藝春秋のオピニオン・リーダー誌」を謳い、勢いのあった月刊誌「諸君!」の休刊は、一つの時代の終焉を象徴しているのだろう。

posted by 工房藤棚 at 21:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | 山本夏彦
この記事へのコメント
こんばんは
どうしたらこんなに美しい写真が撮れるのでしょう。
思わず息を止めて見てしまいました。
文章と同じ様に、隅から隅まで計算し尽くされた写真ですね。
私は計算が苦手です(涙)
Posted by にぃにぃ at 2009年03月08日 19:02
 にぃにぃさん、コメントありがとうございます。

 過分なお褒めは、モデルの力だと思います。

 写真を褒められたのは、初めてなのですが、素直に嬉しいものです。
 そして、ブログをアップできるのは、ひとときとしても幸せなことだと思います。
Posted by 工房藤棚 at 2009年03月09日 23:20
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