新しいキャストパズルが発売になっている。キャスト ヘリックス(CAST HELIX)である。

作者はAkio Yamamoto氏で、なおかつゲームレベルは5なのだから期待は膨らんだ。ただ、見た目はC環の迷路系であり、最後は力ずくでどうにかなるのではないかと予想したが、本当に手強い。

「HELIX」とは、螺旋。
回転する2枚の板に刻まれた溝の形が「対数らせん」。外す目的のリングが「弦巻きらせん」。螺旋が螺旋に絡んで、頭も螺旋状態でお手上げだ。
色々なヒントがある。手掛かりも多数ある。作者本人による外箱のコメント「いくつもの”イジワル”を加えてある」も理解できないこともない。
ただ、外して、戻しても、今一つしっくりこない。恐らく本筋ではないのだろう。
一回嵌った深みからは、なかなか這い出せない見本なのか。

今でも謎だらけである。しかし、もう十分楽しんだから、もう何回諦めたかわからないから、しばらく時間をおきたい。
けれども、それでも、多分外す形と戻す形が違うのだけは間違いないのだろう。そして、それが益々スパイラルを生むのではないか。
朝顔の弦は、自在に巻き付く。HELIXのリングもDieーCastではない。ただ、そこに意味があるのかも知らない。
それが、「伊達にゲームレベル5と謳っているわけではない」ということか。継続して挑戦できる人にとっては絶好のパズルとなるだろう。
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