やはり、一番恐いのは「ブレーキが効かない」気がする。
アクセルが戻らないのも、突然急加速するも怖いが、車が故障したんだろうなとの諦めで、なにがしの対応を覚悟するだろう。
自分が運転する車のブレーキが、自分の思う通りに効かなかったら、平常心を失っても仕方がない。
その感覚は、0.01秒とか、0.1秒かは知らないが、そんなレベルだろう。
車を造り続けて一体何年で、世界一のメーカーになったんだろう。
「空走感」。
人が一番恐い感覚だろう。それを、回生ブレーキとか、ABSのせいにしている。
それより分かっていて商品化し、やはり受け入れられないと知ると、秘密裡に直す。

電気で制御しない車の一体感。電気がいらないカメラの無骨さ。
使い捨てされるデジタルカメラの哀れは、私たちの哀れと、何処が違うのか。