週刊新潮の巻末の「週刊鳥頭ニュース」。文章は、佐藤 優氏、画は西原理恵子さん。そして、今週の御題は「消費税10%」で「借金と税金に良いものなし@西頭火」。
佐藤氏は『自民党が消費税10%と言ったのを、菅直人首相は逆手にとって、消費税アップに踏み切ろうとしているが、とんでもない話だ。消費税アップに反対している「みんなの党」幹事長をつとめている過去官僚ですら、この程度の金銭感覚だ。官僚の金銭感覚が国民の標準的感覚に近づくまで、絶対に消費税を上げてはならないと筆者は考える。』と書く。
不思議な金銭感覚だ。上の「この程度の金銭感覚だ」とは、佐藤氏が、1997年に橋本首相の秘書官をつとめていた江田氏から30万円の機密費をもらったことに対して、江田氏が「まったく記憶にありません」とコメントしていることを指している。だが、仮に月に億の単位の金を動かしていた人が、一昔以上前の僅か30万円の出金をも覚えていたら天才だ。
年単位では、収入以上の額の借金をしてまで公務員にボーナスを支払う鈍感。
予算を獲得したら最後、使い切れないと「余った」と嘯き、不要不急への浪費を黙認する堕落。
隣人はいつまで善人なんだろうか。
【独り言の最新記事】