キャストパズルを発売している株式会社HANAYAMAは、変というか面白い会社である。
新作のキャストパズル「キャスト ラトル」を発売しているにも関わらず、ホームページ等で宣伝しない。
見識なのか、怠慢なのか、人手不足なのか、見当がつかないが、遅れて更新はするので、ネットが嫌いなわけでもなさそうである。
その公式サイトも、感覚は十分古くさいし、内容はそれに輪を掛けて、しっかりと古ぼけている。
これを狙って行っていたとしたら、大した感性だ。人物であれば、不思議と好感を得るタイプなんだろう。
パズルは世界共通である。特に、キャストパズルの愉しさには言葉は必要ないし『世界53ヵ国で愛されている、頭のストレッチ』だから、狭い日本の感覚を超えているのだろうか。
パズルには、同じであると錯覚させて成り立つものがある。また、同じでないと惑わせる仕掛けもある。
形も、別解を成り立たせないための苦肉の工夫もあるし、ただデザインだけのこともある。
キャストパズルの場合は、大きさの制限もある。中に入ればコストの縛りもあるのだろう。金属特有の品質感と精度とのバランスも難しいのでしょう。
その諸々をクリアし、こうしてシリーズ46作品が楽しめることは、ファンとして素直に感謝したい。
そして、「キャスト ラトル」。個人的には一番好きなタイプである。クリア時の爽快感と、戻す時の納得感と、パズルとしての愛着感と、難易度のバランスの良さは随一である。
【HUZZLE・CastPuzzleの最新記事】