2011年01月04日

キャストパズル ビオロンの「美しければすべてよし」。

 
 キャストパズルで「一番お洒落なパズルは?」と問われたら、やはり、このキャスト ビオロンとなるだろう。

キャスト1


 それは、ゲームレベル2なので、あまり目立たない存在だが、その美しさはキャスト マーブルと双璧ではないか。
 同じキャストパズルであるが、その美しさは異質でキャスト ビオロンの美しさは優しい。

パズル2


 その仕上げは、普通言う銅色だが、キャストフラグやキャストスターのようなざらついたものではなく、キャストS&Sに似た光沢のあるものだが、その細工の品質感は明らかに高い。

ビオロン3


 ビオロンとは、フランス語で「バイオリン」。そのゲームテーマの「弦」は、ブァイオリンとその弦をイメージしているというが、それは言い得て妙である。

キャスト4


 実際にパズルとして挑戦すると、人によってはゲームレベル1〜3のなかで一番強敵だと感じても不思議ではない。

パズル5


 なぜ、意外と難しいかと言うと、三つのパーツが絶妙に絡み合うからである。それを、ブァイオリンの窪みを巧みに利用して、解きほぐしていくのだが、一筋縄にはいかない。また、戻すことでも十分にパズルの醍醐味を味わうことができるだろう。

ビオロン6


 キャストパズルの楽しみ方にも、色々あるだろうが、適当に難しくて、必ずクリアできるだろうとチャレンジの意欲を失わず、そして、それを叶えることができるパズルはそう多くない。

キャスト7


 その上にインテリアとしても、全く不自然でないものとなったら、キャスト ビオロンの右に出るものはないだろう。

パズル8


 キャストパズルの年代史によると、このVIOLONが発売されたのが2003年10月。もう、7年以上経っているのだが、全く古くならない。

ビオロン9


 携帯電話でも、車でも、テレビでも、7年前と同じ商品を堂々と販売できる商売は、あまり多くない。

キャスト10


 同じ意味で、ルービックキューブも強い。全く同じものではないとしても、はや30年である。

パズル11


 案外そんなとこに秘訣があるような気がする。それは「変える必要がないこと」。

ビオロン12

 当然、最前線を走らなければならないものはある。しかし、それだけではないじゃないか。

CAST13

 皆が同じ方向を向く必要なんて無い。皆が同じものを求める必要なんて無い。

PUZZLE14

 少し落ち着いて、腰を据えて、視点を変えて、そうして、前向きに。

VIOLON15

 キャスト ビオロンは充分に輝いている。

CAST16

 それは、レベル2とか、3とか、とは違う価値観である。

PUZZLE17


 それは、時代に流されない強さである。何故なら「美しければすべてよし」。

VIOLON18

 それは、その時には、決して手を抜いていないし、意を尽くした故の美しさであろう。

CAST19


 キャストパズルを楽しんでいると、明らかに状況が変わる時がある。

PUZZLE20


 それは、何度も何度もチャレンジした道だと思っていたのだが、まだ踏まぬ道のこともある。

CAST21


 その道は、行き止まりだと、歩まずに諦めた道のこともある。

PUZZLE22


 泥臭く歩む以外に、新たな道は拓けない。

VIOLON23
 

posted by 工房藤棚 at 20:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | HUZZLE・CastPuzzle
この記事へのコメント
初めまして。
私が約7年前に購入したビオロンよりも艶が強く、VIOLON の文字の彫り方も異なるのですがいつか改良されたのでしょうか。
記事を読ませていただいて新たに気づく魅力も多く、より一層愛着が湧いてきました。
Posted by Rhim at 2013年05月16日 21:53
 Rhimさん、コメント有難うございます。
 拙ブログを始める前後に購入したものですから約5年前のものだと思います。形の優雅さや質感が少しでも伝わればと多数の写真で紹介してみました。
 また機会がありましたら是非お立ち寄り下さい。
Posted by 工房藤棚 at 2013年05月25日 08:39
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