キャストコイル。それは、パズルの前に金属です。

　
　新しいキャストパズルが発売になっている。キャストコイル（ＣＡＳＴ ＣＯＩＬ）である。実は、かなり前から期待していた一品でようやく発売された。

　それを手にすると「キャストパズル」シリーズ共通のサイズで納得する。２ピースで構成され、渋い金色と、金属の黒色である。

　キャストパズルは金属である。だから、パズルの前にＣＡＳＴゆえの制限がある。

　それが、ヒントなのか、制約なのかがパズルになるのだが、無理な物は無理という厳しい現実もある。そこにデザインがあり、何を美しいと思うかの感性とのバトルもある。

　キャストパズルのゲームレベル３は、微妙な位置づけである。簡単ではないが、難しくはない。そして、キャストコイルは、まさしくゲームレベル３だろう。

　ただ、最初の一手を見つけたからって、後が一本道でない。それだったらパズルとは呼べない。

　そして、キャストキー（ＣＡＳＴ ＫＥＹ)や、キャストキー�U（ＣＡＳＴ ＫＥＹ�U）の万人を納得させるトリックは、貴重なんだなと思い知らされる。

　だから、中国製であろうとも、ゲームレベルがどうであろうとも、これをキャストパズルとして発売してくれるＨＡＮＡＹＡＭＡの姿勢は格好良いと思う。