2011年07月31日

天は自ら助くる者を助く。

 
 被害者が加害者に変わる瞬間を見た。

花


 下野新聞の7月31日の報道によると、那須町の和牛繁殖農家が、19日に出荷した肉牛1頭に与えていた稲わらから、暫定基準値の110倍以上の放射性セシウムが検出されたという。

花


 那須町といえば栃木県なのだから、あり得ない話ではないだろう。驚き呆れるのはここからである。
 『 県が今月16〜21日に実施した稲わら使用の聞き取り調査では、この農家は「与えていない」と回答。当初、不適切な使用の疑いがあるとされた38戸には含まれていなかった。

 しかし27日の追加の立ち入り調査で、不適切な給餌が判明。農家は原発事故後の給餌についての設問に、「調査時点のことだと思った」と話しているという。』

花


 人が何を想い何を作っても勝手だが、最初に調査したのが7月16〜21日とあるから、一体どんな神経をしていると「調査時点のことだと思った」と思えるのだろう。

花


 あんなにも悲惨な原発事故さえなければ、善良な酪農家として平穏な日々がおくれただろう。また、セシウム塗れにしたのも本人にはまったく責任はない。
 実際問題として、正直に言えない事情もあっただろうとは察する。それにしても「調査時点のことだと思った」はない。

花


 ほとんど崩れ落ちつつあった和牛肉の信頼を、完璧に打ち砕いた一言となるだろう。
 「天は自ら助くる者を助く」というが、何が悲しくて自らを貶めるのか。
 

posted by 工房藤棚 at 16:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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