2012年度の一般会計予算の概算要求を締め切ったが、その各省庁からの総額が99兆円程度となった報道されている。
概算要求なのだから、必要以上のものも計上し、削られるのは覚悟の上なんだろうが、大人というのに、悪しき儀式を何時まで続ければ気が済むのか。
東日本大震災の復旧・復興のための1次補正予算が4兆円余り。2次補正予算は2兆円弱。そして3次補正予算は12兆円程度とされているから、総額約18兆円となる。
この大震災の直接の被害総額は16〜25兆円といわれているから、太っ腹というか、青天井というか。
被害者は本当に気の毒である。だが、それをチャンスと捉え、よからぬ魂胆を企てている輩を排除しなければ、金はいくらあっても追いつかないだろう。
復興債は「償還財源は必ず確保する。将来世代へのつけ回しはしない」と言う。その言葉は立派だ。けれども、だから増税すると言う。
来年度の予算でも40兆円以上の国債を発行するだろう。返すあては無い。それとこれとで理屈は合うのか。
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現代の日本の公務員は身分だといわれている。その保障されている身分も、日本という国が健全だからこそである。
残された時間が多くないことを、この倦み荒涼とし停滞したさまで受け止めていないのは当事者だけか。