2011年10月15日

コンプライアンスのその前に。

 
 九州電力の佐賀・玄海原発の再稼働をめぐる「やらせメール」問題で、最終報告書の内容に枝野経済産業相が激怒したとある。当然だろう。

薔薇


 枝野経産相。「原子力政策への国民的批判がある中で、こんなことをしているのは理解不能だ」。 
 郷原元第三者委員会・委員長。「問題の本質を捉えた部分を一切無視しており、愕然とした」。
 真部九州電力社長。「私どもには私どもの見解があった。第三者委員会には第三者委員会の見解があった」。
 古川佐賀県知事。「九州電力としてそれぞれの立場で判断されたこと。申し上げることはない」。

薔薇


 九州電力の最終報告書の要旨によると、〔一連の問題の原因〕は、『コンプライアンスの感度の低さが要因で、』『危機管理やコンプライアンス体制が機能していなかった。』
 〔再発防止策〕として、『コンプライアンス行動指針を改定し、』『「コンプライアンス相談窓口」の周知』をし『コンプライアンスを所管する部門を一元化』するそうだ。

薔薇


 コンプライアンスとは、法令順守のことらしい。わざと日本語を使わずに外国語を有り難がるのも嫌味だが、問題はそこにはない。「やらせメールを送信してはいけません」なんて法があるのか。
 普通のことを、普通に感じ、普通に行う感性を磨くことが最初の一歩で、狡(ズル)はしないことを肝に銘じることだろう。

薔薇


 それにしても、ここまでズブズブで、倫理感は麻痺し、問題が起こっても真摯な反省と検証ができない組織とは吃驚だ。
 守るべきは、知事の政治生命ではなく、国民の安全だろうに。
 こんな会社が原子力発電所を運転することなんて無茶である。九電が事故を起こす前で本当によかった。そして、国民にも酷い実態を晒しておいて、運転再開を求めるのは無い物ねだりでしかない。

薔薇


 蟻の穴から堤も崩れると云うが、日本の原子力政策の舵を大きく切ることになる古川佐賀蟻の暗躍は、怪我の巧名である。
 

posted by 工房藤棚 at 09:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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