「CAST KEY(キー)」と「CAST KEYU(キーU)」は、それぞれのゲームレベルが1と2なので、確かにそうなんだろうとは思う。けれども、ゲームレベルが大きいほど価値があるかと問われたら、答えに困る。
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キャスト キーが発売されたのが、1983年。そしてキャスト キーUのそれは2006年。当然キャスト キーUの方が新しいし、難しいのだけれども、どちらがお気に入りかと聞けば意見は分かれるだろう。
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題材は同じキー。仕掛けとかギミックはほぼ同じ。にも拘わらずキー2が登場したのは、キャスト キーの評判が良く、そのキャスト キーを凌ぐ自信があったからこそなのだろう。そして、それは並び立っている。
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一番の違いは、「戻す」時の難易度なのだろう。キャスト キーでもキャスト キーUも「外す」ことができた直後に「戻す」ことに挑んだら、手順は似たようで難しくはない。
けれども、バラバラの状態でキャスト キーUを渡されて、どれほどの人が簡単に戻すことができるだろうか。1/2の幸運と、1/2の不運は紙一重だ。
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CastPuzzleはパズルであり、例えゲームレベル値が低くても、一筋縄ではいかないトリックを秘めている。ただ、それを簡単にクリアできる人が多いか少ないかの違いは当然ある。
冗談で、究極のパズル「CAST LOOP(ループ)」に苦戦したと笑うが、意外と本音のことも多い。それこそがパズルの魅力であり、キャスト キーとキャスト キーUの面白さの違いである。
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仕上げも、赤銅色でクラシック調の渋いものと、黒く深い艶のあるメッキでモダンなものである。それも好みが分かれる所で、違うことに意義がある。
キャスト キーは、CastPuzzleの神髄を既に秘めていたと思うし、先頭走者としての功績は大である。そして、ゲームレベル値は小さいが、大きな評価は今後も揺るぐまい。
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