2011年11月24日

消費者無視 最低の言葉「風評被害」。

 
 最近、よく聞かれる言葉「風評被害」。誰が言っても、何時でも違和感を覚えたのだが、その理屈を明快に示したのが、今朝の静岡新聞「時評」@小山 真人の『消費者無視 最低の言葉「風評被害」』。

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 少し長いが、我が意を得たりの明晰さなので紹介したい。
 『 「風評被害」という言葉は、より大きな問題も内包している。グレーゾーンの大きな放射能のリスクにさらされる中で、リスクのとらえ方は人によってさまざまである上に、要援護者や持病の持ち主、乳幼児など、小さいリクスであっても可能な限り避けたい人々もいる。行政や生産者にとっては「風評被害」であっても、当の消費者にとっては実害を未然に防ぐための正当な自己防衛であり、それを「風評被害」と呼ばれるのは全くの心外であろう。そもそも「風評被害」という言葉の中には、「消費者は風評に惑わされる愚かな人々だ」という暗黙の決めつけも含まれている。要するに、「風評被害」は、行政や生産者の立場と解釈を一方的に押しつけるとともに、その原因までをも消費者に転嫁し、消費者の立場や感情を踏みにじる最低の言葉なのだ。この言葉を使い続ける関係者と、それを無批判に垂れ流すマスメディアに猛省を望みたい。』

木


 「風評被害」と言う人、または「風評被害」と言われた時の引っかかりや居心地の悪さのわけは上に尽きているのだろう。

花


 消費者が神様ではないように、被害者も神様ではない。「お客様は神様です」は偽善だろうが、実は「風評被害」とは裏表である。だから、どうしても言いたかったら、謙虚とは無縁加減と無神経さが人を言いようもなく不愉快にすると承知の上で使ってくれ。
 

posted by 工房藤棚 at 23:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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