テーマは、古代のサメの化石で遊ぶ鮫である。金色の鮫でネズミザメというらしいが、銀色のサメの化石は巨大な口と鋭利な歯か。そのスケールがよく分からないのでネズミザメを調べたら大型の捕食者らしいから、古代のサメはマンモス級なんだろうか。
キャスト シャーク(CAST SHARK)は、まさに鮫であり、マリンシリーズのフィン(FIN)はひれのこと。フィンは初級であり、キャストパズルのシャークになってもゲームレベルは1であったが、今では総合難易度が2となったから、結構手こずった人も多かったのだろう。
確かに難易度は高くないが、簡単かと問われると、柔軟な発想が必要ですと答えたい。ただし、動きは限られているから初心者の入門用に最適であろう。
マリンシリーズが発売されたのが1999年と2000年であるから、もう一昔以上前のことである。それから書店版や海外版が発売され、晴れてキャストパズルシリーズに加わったのが2010年。今考えてみても、一人の作者が共通のテーマで6作も短期間に開発したのは驚くべきことであり、パズルの神様が降りて来ていたのかの勢いである。
それから、AkioYamamoto氏はキャスト ドルチェ、キャスト バロック、キャスト ラディックス、キャスト ヴォルテックス、キャスト ヘリックスと共に難易度の高いキャストパズルを世に送り出している。特に、ヴォルテックスは今回総合難易度6に変更されので、難易度1のキャストシーブリームとで同一の作者によるゲームレベル最高低の制覇を成し遂げた。
「押しても駄目なら引いてみな」は、壁に当たったときの鉄則であり、全てが格好良く立ち回れるわけがない。泥臭くても、あらゆる可能性を試すことが肝心だと泥鰌ならぬ鮫が示しているし、「急がば回れ」は鮫た目が必要なことを教えているのだろう。
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