指輪パズルの第2弾の名前は、単純にキャスト リングU(CAST RINGU)である。キャスト リングに較べれば大分小さくなったが、普通イメージするリングからはまだまだ大きい。
大きいから駄目だというわけでは当然ない。ただ、その上に据わりが良くない。復元型パズルの「まずバラしてから元に戻す」のバラすことはいとも簡単である。いや、簡単というより完成形を維持することが難しいレベルである。キャストパズルの中で復元型パズルも少ないが、自分から外れていくパズルは珍しい。
リングのパーツは四つで、このリングUは五つからなる。それはHANAYAMAでの芦ヶ原氏のメッセージによると「五輪パズルを、アテネ五輪の年に贈る」とあり、確かにこれは五輪であり5連の指輪パズルは余り例がないらしい。
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総合難易度5、ひらめき指数5、論理指数5と数字の上では難しいことになっているが、このタイプが苦手な私でも無事復元できた。リングには散々苦しめられたので拍子抜けしたほどである。リングで苦労したことにより感性が磨かれた結果で、「若い時の苦労は買ってもせよ」の教訓通りかと喜んだが、そうでもないようだ。
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ネットでの評判もゲームレベルのわりに簡単だという声が多い。適正な難易度であれば何も問題はない。個人的にもリングUがレベル5なら、リングはレベル6を遙かに越えてしまう。今回難易度の見直しや指数が追加されたのはいい機会であり、難易度を下げた方が自然だったのではないだろうか。
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何も難易度が高いほうがいいわけではない。それぞれに楽しみかたがあるし、実際に難易度を上げたものが多い中、下げたものもないわけではない。特に総合難易度5は多種多彩であり精鋭異才鬼才が粒揃いで溢れかえっている。そんな修羅場にあって場違いに途惑い、置き去りにされた悲しみさえ漂わせているリングUは、日陰で秘やかに咲く名もなき小さな花を思わせるものであり可憐である。
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