キャストパズル発売30周年記念の第二弾であるキャスト ジー&ジー(CAST G&G)が発売になっている。2012年世界パズルコンテスト グランプリ受賞作である。
「ひらめき指数」は2、「論理指数」が3で、「総合難易度」は3なので緑色のパッケージでテーマ漢字は「重」である。仕上げは、キャスト ドルチェやキャスト スクエアや所謂旧マリンシリーズでお馴染みの金色と銀色のメッキであり、それは同形であるが仕掛けである小さな突起は各々2個が四隅に配置され、それぞれ90度ずれている。
キャストパズルには、同じアルファベットが絡み合う先輩の「キャスト エス&エス(CAST S&S)」と「キャスト エイチ&エイチ(CAST H&H)」がある。どちらも名品で、特にCAST S&Sは非常に懐の深い佳作で、奥の奥まで入れるという楽しみも知る人ぞ知るであり、これによってCastPuzzleの魅力に目覚めた人も数知れずであろう。だから、期待は高まるのである。
箱裏のメッセージに「ひとつひとつが重厚でまさにG(重力)を感じる非常に堅牢な2つのピース」とあるが、流石に大袈裟だろうしGに対するコジツケであり、金属独特の温度と質感や安心感、存在感はCastPuzzle共通の特徴である。
このCAST G&Gは、それほど精度は必要ないだろうがキャスト マーブルやキャスト エクアで実現している精密な造り込みや、多種多彩な仕上げによる表情の豊かさは特筆すべきものであり、これが実質千円以下で購入できることは素晴らしいことである。
その上、地方にいても販売店によっては送料無料で発売日当日に入手できることは本当に有り難いサービスであり、これ以上を望むことは贅沢を通り越して別の価値観となる。
それよりなにより肝心なのは、キャスト G&Gがキャストパズルの命であるGoodなGoalを迎えることができるかだ。それは、「人それぞれ」としか言いようがなく、間違いないのは総合難易度3は絶妙であり、個人的には「(ひらめき指数2+論理指数3)/2」の2.5がしっくりする。
仲間は強いて言えば、同じく2ピースからなるキャスト デビル、キャスト エルクやキャスト コイルで、わずか似た匂いがするが紛れは明らかに異質であり、誰でも粘れば無事Goalに辿り着けるだろう。そうしてパズル故の摩訶不思議を知る。
最近のキャストパズルは比較的難易度の低い作品が多い。けれども次回作とされているキャスト シリンダーは、詳しくは明らかにされていないが、何故か本筋で本命の予感がするし雰囲気もある。この夏の発売予定とされているそうだから乞ご期待。
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このキャストG&G、戻せないと苦戦していたらいつの間にか戻っている、この前は解放まで長い道のりだったのに今度はあっという間に外れてしまう・・・シンプルな彼ですがその表情の下に何か特別なものを隠しているのではないかという錯覚に見舞われました。
次回作のキャストシリンダー、個人的にとても楽しみにしております。
初めて画像を見た時は思わずニヤけてしまいました。
どうやらニューズのような、一見してはパズルと思えないようなデザインのものが好きなようです。
たとえ総合難易度が低くても、何かしら仕掛けがあり、変な先入観を持って取り組むと手古摺るものです。
また、単純なものでも全体が見通せないことはよくありますね。
期待のキャスト シリンダーですが、個人的には好きなタイプです。
この値段で永く、また時間を忘れて遊べるのは貴重だと思います。
また、是非お立ち寄り下さい。