2017年04月28日

 言葉尻と詭弁と反省。

 
 6月25日に静岡県知事選挙が行われる。現知事の川勝平太氏が4月25日に出馬表明をした。それにより、大きく男を下げたのが民進党の細野豪志氏である。今後の政治生命を脅かす致命傷にさえなりかねない痛恨事であろう。禅譲を期待した一連の行動は不可解であり、所詮この程度だったのだろう。優柔不断と人を見る目の筋の悪さは救い難い。
 以下の発言内容は静岡新聞の報道を元にしている。

身延山久遠寺
 川勝知事が「仮に投票率が5割に達しなかったら、当選しても即辞職する」と大見得を切ったのは僅か半月前。それを今回「投票率が5割に達しないような運動をするという動きがある。一種の選挙妨害」と批判し「今回は投票率にこだわらない」と前言を翻した。

舘山寺
 遡って4月21日。田辺信宏静岡市長は「公的な発言には責任を持ってくださいと申し上げたい」と述べたそうだ。流石、犬猿の仲であり面目躍如である。

岩水寺
 発言を受けて4月26日。鈴木康友浜松市長は「現実的な話ではないので言葉尻を捉えるのは好ましくない。潔く撤回されたので良かった」と話したそうだ。これぞ、箸にも棒にも…。

岩水寺
 『対立候補の擁立を目指す自民党側には「得意な詭弁」「言い訳して覆すのは県のリーダーとして疑問」といった批判が渦巻いた』。

岩水寺
 法政大大学院白鳥浩教授の話「川勝知事の主張は論理のすり替えで、驚かされた。謝りもせずに発言を撤回し、県民の政治不信を自ら助長している格好だ。もう少し反省の姿勢があってもいいのではないか。…川勝知事は静岡市との間で県政と本質的に関係のない対立を招く発言もしている。こうした川勝流の政治スタイルは県民にプラスなのだろうかと疑問に感じざるを得ない」。当然、不愉快で気を重くしている県民は少なくないだろうし、静岡市民の今回の投票行動が興味深い。

岩水寺
 それよりなにより出馬会見での抱負「静岡県を世界展開する時が来た。その仕事に邁進したい」。言葉も中身も羽毛の如く軽く薄く、それ以上に不気味で怪しい。
 

posted by 工房藤棚 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言

2017年02月06日

 非凡な凡庸。

 
 民進党の野田佳彦幹事長は、2月6日の記者会見において東京千代田区の区長選挙で、小池百合子都知事の支援を受けた現職が当選したことに「小池氏支持の大変強い傾向が現れている」と述べたと報道されているが、非常に鋭い分析をよく惜しげもなく披露したものだ。

龍潭寺
 流石、天下の野党第一党の2だと感心させられた。選挙直後にこんな明晰な判断が下せる幹事長がこれからの選挙を仕切るのならば、今後の輝かしい党勢は約束されたも同然だろう。

方広寺
 それは凡庸も極めれば非凡に達するのだという重い事実を学ぶことができたし、勇敢な大将の陰には名軍師が支えていることも肌で理解できた。
 

posted by 工房藤棚 at 21:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言

2017年01月12日

 正直の頭に神宿る。

 
 川勝静岡県知事と田辺静岡市長の仲の悪さは、見苦しいを通り越して病気のレベルであり、人の見本となるべき首長でなくとも大の大人が情けない。

富士山 富士吉田
 「仲良きことは美しき哉」の武者小路実篤先生も呆れ果てる醜態で、県は勿論市にとって大きな損失である。特に先月19日の川勝知事の「静岡市は政令指定都市の失敗事例だ」発言は、まともな見識や人徳を持ち合わせていないことを哀れに晒した。

富士山 山梨
 清水区の桜ヶ丘病院移転問題で、知事がどんな権限で東京まで出かけたのか知らないが、病院を運営する独立行政法人(JCHO)の理事長と会談した後の静岡新聞の報道の一部を引用する。
 『川勝知事はJCHO側から「移転先を決めるには地元のコンセンサスを得るのが最大の条件」との説明を受けたと、会談後の取材に答えていた。これに対し、JCHOの担当者は静岡新聞社の取材に「コンセンサスは利便性や周辺環境などのいくつかの条件の中の一つ。静岡市はこれまで、コンセンサスづくりに努めてきたし、今後も取り組んでいくと聞いている」と応じた』とある。
 嗚呼、「正直の頭に神宿る」と云うのに。

富士山 根原
 一方、田辺静岡市長は『「千年に一度の津波を恐れ、全てを高台移転する考えはない」と明言』は、一つの見識である。それにしても、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ではないが、知事の独りよがりで唯我独尊ぶりが人を苛つかせ気を重くさせる。
 

posted by 工房藤棚 at 19:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言
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