2018年04月19日

 腰の曲がった老婆と洟垂れ小僧。

 
 昔はたくさんいて普通の風景であったのだが、腰の曲がった老人と洟を垂らした子供を見かけることは希になった。

東大寺

 色々と不満はあるのだろうが、現代の日本は本当に良い国だ。昔の人の年寄りがあんなにも腰が曲がってしまったのはどんなに体を酷使した結果だったのか。洟垂れは栄養や衛生環境が悪いことが原因だったのか。今の我が国の普通の人の普段の生活は、江戸時代の殿様さえ望むこともしなかった贅沢で極楽であろう。

東大寺

 幼児をタブレットであやし、小学生が電気仕掛けのゲームを操り、大人は片時もスマホを離さない。けれども、その怖さを実感し、その害に慄き、その深刻さを悟る時、人は真っ直ぐに進化するわけでないことをようやく理解する。

東大寺

 生まれた時からテレビを観てきた今の人達は、ようやくテレビを捨てて、新しい宝物を手に何処へたどり着こうとしているのだろうか。
 

posted by 工房藤棚 at 22:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言

2018年03月11日

 触らぬ神に祟なし。

 
 先月の日本相撲協会の理事候補選挙で、僅か2票しか獲得できなくて惨敗した貴乃花親方。散々報道されたが投票総数は101票で自分を除くと得票率は丁度1%である。世間のどんな選挙でも支持を1%しか集められなかったら恥じ入る。言訳になっていない言訳を言い訳していたが、世間との人気とは裏腹にその村社会では通用していないのである。

函南町長源寺

 今日から春場所が始まったが、その直前の9日に日本相撲協会を監督機関である内閣府の公益認定等委員会に告発した。その理由やタイミングを取材に応じて「特段変わったことはない。現在進行形ですから。進行形のことが表に出たかなということで、ご理解いただければ」と述べたそうだ。

桑原区 長源寺

 ご理解も何も、彼は貴乃花光司の名前で「内閣府公益認定等委員会に対する告発について」と題したファクスをマスコミ各社に送付するとともに、貴乃花部屋のホームページも更新して、それを公表しているという。

西国三十三所観音札所

 狙っているからより悪質であり厄介で面倒くさい人物である。それにしても自分が所属している組織の大事なイベントを私怨により妨害するとは尋常ではない。これでは心情的には理解していた隠れシンパといわれた者たちも離れていかざるを得ない。

西国三十三所観音札所

 一番の問題は被害者の怪我は一体どの程度であったのか。全治2週間とはなんだったのか。現実として現役の横綱が責任を取って廃業している。暴力が許されないのは当然であるが、素直にその闇に光を当てていれば穏便に済んだ問題も多いだろう。

西国三十三所観音札所

 理不尽に標的とされる弟子が去り、真っ当で常識を知る後援者が離れ、自分の思い通りにならない怒りをぶつけられる身内が匙を投げる時、彼には何が見えるのだろうか。そして、告発された公益法人は「触らぬ神に祟なし」の意味深さを悟るだろう。
 

posted by 工房藤棚 at 23:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言

2018年02月04日

 そして誰もいなくなった。

 
 栄枯盛衰は人の世の常である。

鬼岩寺

 それを骨身に沁みるほど残酷に悟らざるを得ない2人の男がいる。
 一人は今話題の貴乃花親方(45)。
 2月2日の日本相撲協会の理事候補選挙にて、僅か2票しか獲得できなくて絶望の淵に侘む。

開運厄除初不動尊縁日

 色々と報道されていて一番勘違いしていたのが自分自身であったことが切ない。荒唐無稽とも言えたが景子夫人の奮闘や裏工作により、若い親方衆の過半数の支持を集め理事長も視野に入ったとの記事さえあった。

火渡りの業

 貴乃花一門の会合での「自分は1票でよい。皆は阿武松親方に入れてくれ」も綺麗事である。ただ、それでも本人だけには勝算があったのが辛い。選挙を実施することに意味があったと言うが、失ったものは大きい。実は多数いるといわれた隠れ貴乃花シンパとは、息子の義理の父親である陣幕親方だけだったという事実を晒した。

真言宗

 結束の強い仲間であれば、我が統帥が選挙で自分と親戚のみの票しか集めることができないという屈辱はどんなことをしても阻止するよう必死で動くだろう。それが落選候補といわれていた親方に票が流れたという。これでは貴乃花親方は浮かぶ瀬がない。

火

 全治2週間の傷害受けた貴乃岩事件では礼節を欠く不可解な無言を通した。余分なことは喋らないことは仕方がないとしても、眼光鋭くふんぞり返って臨んだ定例理事会で意見を求められても「特にありません」。勝負の神様が見限った瞬間である。

燃える火

 存命の母親との不仲はともかく、兄を「花田勝氏」と呼んだ時から尋常ではないと醒めたが、文書によるメッセージも大仰しいだけで空虚であり、更に話す言葉は支離滅裂である。通い親方も言行不一致であり、私にとっては理解不能で摩訶不思議な人物である。

燃える火

 もう一人は希望の党の細野豪志氏(46)。
 ここまで真っ逆様な人も珍しい。

結界

 希望の党の結成前後から怪しい雰囲気は漂わせていた。いち早く離党して、当時人気絶頂だった小池東京都知事の番頭格である若狭勝氏と新党結成の主要メンバーとなり、順調に進めば新党の党首候補である。ところがそんな声は一切聞こえてこない上にモタモタ、ズルズル。痺れを切らした小池知事の鶴の一声で「リセット」。更に新党結成後は「三権の長経験者は遠慮してもらいたい」とし、民進党からの公認申請者を選別して「排除」。勝利の女神を見失った瞬間である。

炎

 支持と熱気は一気に冷め、落選した若狭勝氏はただの空気さえ読めないむさ苦しい人。細野氏は「庇を貸して母屋取られる」状態である。当然その母屋にも居場所はないという。因果は巡り「排除」しなかった者たちからは「排除」され、戻る道は閉ざされ、旧政権時の三権の長経験者から目の敵にされている。

おさめる火

 実は彼は衆議院議員選挙の前の静岡県知事選挙で、情けない優柔不断ぶりで資質を疑われていた。一気に決断すれば今頃は静岡県知事であった。それを彼はしなかったしできなかった。残念ながら相手が悪かった上によりしたたかであった。結果的に胆力はなく、そのマスクと同様にただただ甘かった。

火渡り

 二人ともまだまだ40の半ばである。深い失意から這い上がり捲土重来を期す時はくるのだろうか。
 そして誰もいなくなった今から本物かが試される。

真言宗鬼岩寺

 写真は1月28日に行われた真言宗 鬼岩寺 開運厄除初不動尊縁日の火渡りの業。
 

posted by 工房藤棚 at 11:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言
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