2022年01月01日

2022 あけましておめでとうございます。


 新年明けましておめでとうございます。


大晦日 富士見平


 平穏で安らかな日々が続きますように。


達磨大師


 私のささやかな願いは更なる技術の向上と意欲の継続である。


阿弥陀如来坐像


 本年もよろしくお願いいたします。



posted by 工房藤棚 at 11:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年04月09日

 磨く。


 石は磨かなければ光らない。ならば、人はより研かなければ輝かない。

如来立像.JPG


 切磋琢磨すると言う。どんな時でも必要な覚悟や心意気だろう。

馬頭観音座像.JPG


 ただ、路傍の石を磨いても石は石。それ徒労と知る。

釈迦如来坐像.JPG


 されど、点滴石をも穿つと云う。

馬頭観音座像.JPG


 時を超え熱い滴を枯らすな。

阿弥陀如来坐像.JPG


 君よ、自己を肯定せよ。


 写真は、浜松市美術館 2021.3/25-4/24 「みほとけのキセキ」より


posted by 工房藤棚 at 19:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言

2021年02月19日

大スカか、はずる キャスト ダイス。


 「はずる」シリーズの新しいモデルが2月13日より発売されている。はずる キャスト ダイス(CAST DICE)でLEVELは3である。角のとれたサイコロ状の小さな黒枠の中に、三つの同形である銀色のピースが絡み合っているが、その遊びは必要以上と思われるほど大きい。

はずる キャスト ダイス


 外箱裏には「枠からすり抜けて落ちそうな賽の目の3つのピース」とあるが、運が悪いと本当にアッと言う間に崩れ始め元に戻らなくなる。それは最初の状態を十分に確かめる暇もないままに。その箱の表右下のキャッチコピー「はずすパズル」が虚しくシュールである。

ダイス 箱表


 〔スカ〕とは、
 1.物事が期待どおりにならないこと
 2.あてがはずれること、はずれ、へま

キャスト ダイス箱裏


 組み直して再度挑戦したら、流石に必ずしも形を保てないわけではないが、「はずすこと」に対する感動は勿論のこと喜びや達成感は皆無である。ならば「もどすこと」に面白さとか楽しさや期待感を持てるかと問われたらそれも無茶だろう。

はずる CAST DICE


 そこにあるのは、軽い徒労感と重い作業前の失意である。狭い枠内に軸が偏心したピースを窮屈な動きで押し込む。発想と手順によっては簡単ではないだろうが、得るものはマンホールの蓋が丸い理由を再確認することのみであろう。

キャスト ダイス


 <使用上の注意>に「ピースを無理に移動させると固まってしまい動かなくなることがあります。スムーズに動かせる範囲内で移動させて下さい」とある。その苦情は覚悟の上で、もう少し加工精度を上げ、ある工夫をしたら、今までに殆ど存在しなくて、滅多なことでは外せない故にゲームレベルの概念を超え、新しい価値観を要求するパズル「キャスト ダイスU」が可能ではないかと考えたがどうだろう。



posted by 工房藤棚 at 10:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | HUZZLE・CastPuzzle
                                       .
Logo