2021年01月01日

2021 あけましておめでとうございます。


 明けましておめでとうございます。

金剛力士像

 新しい年を迎え皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。

平等院 鳳凰堂

 旧年を振り返ってみると、「はずる」シリーズとして記憶に残っているのは「CAST CYCLONE(ZERO)」のみである。それは限定版で発売されたのだが、現在は通常版として表面の処理を変えて販売されている。個人的にはかなり楽しめたし、パズルとしてのレベルの高さや面白さは絶妙だと思うのだが、何故かAmazonでは評価が全く付かず、某掲示板では閑古鳥が泣きながら鳴いている。

広目天立像

 また、絶版とした「マリンシリーズ」他を限定で「はずる」として販売したらしいが、一言往生際が悪い。あざとさがつきまとい、例の苦い嫌悪感を覚えた。そうして私のパズル愛は醒め冷え込んでいく。それは時代に追い付いていけない者の嘆きであり滑稽であるが、少し哀しいのは残念ながら仕方がない。

わらべ地蔵

 更に猛威をふるう新型コロナ禍であるが、趣味の仏像彫刻は、未だ飽きずにより励んでいる。どんなことにも言えるのであるが、特に「継続は力なり」を実感させられる。巧く上手になるには経験が一番である。だから真摯な努力を続けることが最善の上達の道であるのは、普通に大人なら誰でも分かっている。しかし、それが叶わないからもどかしいし切ない。

制多迦童子立像

 相性も大事であるが、最後は気であろう。元気の気であり本気の気である。けれども奥は果てしの無きが如く深く暗く、儚い幻想は闇へと紛れる。並の素人が本気で取り組んだとしても到達できる段階は高が知れていることも悲しい現実である。されど彫る。ひたすら彫る。ある時、無我夢中で彫っていたら知らずにスティーブ・ジョブスの言葉を繰り返しつぶやいていた。

聖観音菩薩立像


 「人は 生まれ ほんの一瞬生き そして死ぬんだ ずっとそうだ」

大日如来

 本年もよろしくお願いいたします。


posted by 工房藤棚 at 07:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年09月19日

それは自信の表れか、はずる キャスト サイクロン。


 はずる キャスト サイクロン〔CAST CYCLONE(ZERO)〕が到着した。2020年11月下旬発売予定の限定版で、通常版とは色が違うという。しかし、9月19日現在で残念ながら「SOLD OUT」となっている。

キャスト サイクロン

 先行モニターの投票結果により難易度を決定するという企画で、それはこのパズルの難しさと出来映えへの自信の表れか。それとも前作キャスト ラブ〔CAST LOVE〕はレベル1であったが、その数値のイメージを超えた難しさだと評判だったので苦肉の策か。もう随分と昔になるが、キャスト ナットケース〔CAST NUTCASE〕も同様な試みが行われてレベル6に決まったらしい。

CAST CYCLONE(ZERO)

 限定版はキャスト チェーン〔CAST CHAIN〕に似た仕上げで、お洒落で古風な雰囲気のある4つのピースが互いに組み合っている。さほど大きくないC環に3ケのC環が絡み合う姿は不可思議な塊となり、とにかく商品説明の通り「動きが非常に制限されている」。

キャスト サイクロン前

 ゴチャゴチャしていて狭苦しく、思うようには動かせないので、そこが評価の分かれ道だろう。いわくありげな凹の意図も謎であるが、個人的には好きなタイプなので予想以上に楽しめたけれども、苦手な人は多い気がする。

CAST CYCLONE(ZERO)後

 冷静になって考えたら「それしかない」動きが解るので、後はそこに如何に辿り着くかである。前作キャスト ラブのスカッとした爽快感とは違い、じっくりくる達成感を2度味わって欲しい佳作である。ささやかに待ち続ける愉しみへの想いは裏切りのない時間となろう。

キャスト  サイクロン後

  私の投票は渋く名作の多いレベル5としよう。
 

posted by 工房藤棚 at 10:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | HUZZLE・CastPuzzle

2020年01月01日

2020 あけましておめでとうございます。


 明けましておめでとうございます。

道の駅 富士より


 新しい年を迎え皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。

下田 寝姿山より


 旧年を振り返ってみると、「はずる」シリーズとしては、新作3品を提供している。2月に「CAST UFO」レベル4、6月に「CAST SLIDER」レベル3で、「CAST ROTOR」レベル6は9月の発売である。そして、その3作とも未だにレビューを記していない状態なので、内心忸怩たるものがあるが、近いうちに実現したいと考えている。また、新年1月25日にはレベル2の「CAST SNOW(キャスト スノー)」の発売が予告されているので期待したい。

下田  寝姿山より


 個人的には、趣味の仏像彫刻は少しずつではあるが上達している実感があり、その道をしっかりと登り続けたいと決意を新たにしている。一刀一刀が血となり肉となることを信じて歩むことが肝要であろう。「継続は力なり」は自分が師と仰ぐ人の深い言葉である。

金剛力士 阿形


 本年もよろしくお願いいたします。
 
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posted by 工房藤棚 at 08:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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